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<ユニバーサルアクセス>音声読み上げなど視覚障害者も使いやすいスマホ開発…
2015/2/17 17:34(最終更新 2/17 17:34)
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<ユニバーサルアクセス>音声読み上げなど視覚障害者も使いやすいスマホ開発−−東京で第1回UATアクセシビリティワークショップ
視覚障害者にも使いやすいスマートフォンやタブレット端末の普及を目指す研究会が14日、東京都内で開かれた。日本学術振興会産学協力研究委員会のインターネット技術第163委員会(ITRC)ユニバーサルアクセス技術の普及・実践分科会(UAT)を中心とするワークショップ実行委員会が主催した。ITRCの設立メンバーでもある東京大学、スタンフォード大学名誉教授の釜江常好さん(現ITRC顧問)を中心に同学会所属研究者やスマホ用音声技術ベンダー、スマホユーザーの視覚障害者らがスマホ利用の現状や読み上げ対応の問題点などを話し合った。
新潟大学の渡辺哲也准教授が、昨年実施した全盲者と弱視者のスマートフォン・タブレット利用状況調査について報告した。弱視の利用者は33%で全盲は23%と弱視の利用率が高かった。タブレット利用については特に弱視者の期待が高いことを紹介した。逆にスマホ利用に消極的な全盲者では必要性がないこと、操作が難しいこと、体験する機会がないことなどを挙げた。
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