2月13日 車いす大好き

 先月、イスラエル旅行で利用した東京(羽田)、香港、テルアビブ(ベングリオン)の三つの国際空港では、それぞれの空港職員と利用航空会社であるキャセイパシフィックの職員が連携して全盲単独旅行者の僕に対して行き届いた誘導介助サービスを提供してくれた。

     中でも一番助かったのは復路の香港。往路では、乗り継ぎのターミナル間移動に徒歩で20分かかったが、パソコンの入った大型のバックパックと小型のリュックサックを体の前後に持ちながら、片手でガイド職員の腕につかまって誘導してもらうのはなかなか骨が折れた。それが復路では車いすが用意されており、ずっと後ろから職員が押してくれたのは本当に助かった。視覚障害者の中には車いすに乗るのをいやがる白杖(はくじょう)歩行者もいるが、障害者や高齢者、幼い子供連れの親子などが利用できる乗用電動カートのある国際空港も増えてきており、肢体が不自由でない人でも車いすが使えるのは喜ばしいことと思う。

     ちなみに、福祉のまちづくり整備基準2009適合証交付施設である東京(羽田)の国際線旅客ターミナルビルでは、世界で初めて段差をなくした「ステップレス搭乗橋」を導入するなど国際空港のユニバーサルデザインに力を入れている。【岩下恭士】