ユニバ・リポート
視覚障害投票者にAI技術がサポート--イスラエルの総選挙で初の試み
2019/4/17 16:12(最終更新 4/17 17:25)
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イスラエルで行われた総選挙で視覚障害者が代読者や代筆者などの介助なしに独力で投票できるシステムが9日、導入された。一昨年、同国のハイテク企業、オーカム・テクノロジーズが視覚障害者やディスレクシア(失読症)患者向けに開発した活字読み上げAI(人工知能)技術オーカムマイアイ2を国内12の投票所に設置、試験的に使用した世界初の試みだ。
オーカムマイアイ2はメガネのつるに装着できる小型ライターと同等の大きさの1300万画素カメラで、文字や顔、紙幣や色、物体やバーコードなどを認識し、内蔵スピーカーから瞬時に音声で伝える。イスラエルの視覚障害者人口は約2万4000人で、当日はその内有権者である2万人がこの技術を使って投票した。
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