ユニバ・リポート
すべての人が利用しやすい羽田空港--UDワークショップの報告書を公開
2019/12/26 17:30(最終更新 12/26 17:45)
有料記事
1153文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
羽田空港を管理・運営する東京国際空港ターミナル株式会社が、ユニバーサルデザインに関する検討ワークショップの2018年度報告書を公開した。同社は、視聴覚障害者を含むすべての人が利用しやすい空港を目指している。車椅子使用者への対応については、通路の途中に段差のない「ステップレス搭乗橋」を世界で初めて導入するなど、大きな成果を上げている。今回のワークショップでは、全盲や弱視(ロービジョン)の視覚障害者と、難聴者や中途失聴者など聴覚障害者を対象に、介助者がいなくても利用しやすい空港の実現に向けて課題を洗い出した。
ワークショップは視覚障害者と聴覚障害者の2班に分かれて、昨年8月から今年1月まで計5回開かれた。調査したのは、空港に乗り入れている京浜急行や東京モノレールの駅や改札口などから案内カウンターまでの視覚障害者用誘導ブロックの設置状況▽エレベーターやエスカレーターなどの音声ガイド▽エレベーターやトイレなどの点字表示の分かりやすさ▽ロビーなどの電光掲示板やサイン表示の適切さ▽カウンター職員の声かけや対応…
この記事は有料記事です。
残り697文字(全文1153文字)