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ユニバ・リポート

写した写真から位置情報も取り込める--BlindSquare新版公開

 世界130カ国以上のiPhoneユーザーの間で利用されている視覚障害者用ナビアプリ「BlindSquare(ブラインドスクエア)」新版5.0がアップルのApp Storeで公開された。新規購入は有料(4900円)だが、アップデートは無料。ブラインドスクエアはオープンストリートマップやフォースクエアが公開している世界中の地図データとGPSを利用して、視覚障害者が目的地を設定して歩行中に知りたい場所までの距離や方向を音声ナビで受けられる。また現在位置や交差点の有無、周辺施設の名称などを知ることができる。アプリの操作はすべてアップルのiOSデバイスに標準搭載されている画面読み上げ機能「VoiceOver(ボイスオーバー)」に対応しているため、全盲者も自力で目的地などを検索、設定できる。

     公開された新版では、自分で撮影した写真やSNSなどに公開されている写真から緯度経度情報を取得してナビに利用できる。新たにApple Watchにも対応した。また目的地の名称や、大半の操作をユーザーが声で入力する「ボイスコマンド」を有料から無償化した。

     ブラインドスクエアは2012年5月にヘルシンキ(フィンランド)のアプリ開発者、イルッカ・パーティマさん(MIPソフト)が開発、メーリングリストなどで全世界のユーザーの声を聞きながらバグを瞬時に修正したりアクセシビリティーの向上に努めたりしている。

     「すべてのユーザーにとって使いやすいようにアクセシビリティーに配慮することはアプリ開発者に求められる社会貢献。ユーザーの声を大事にしたい」とイルッカさんは話している。【岩下恭士】