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豚肉はよく加熱しないと危険です!

 牛レバーに続き、豚肉・豚の内臓の生食が禁止となりました。新鮮だからといって、刺身や生焼けのレア状態で食べると食中毒や肝炎の原因に。深刻な感染症のリスクが潜んでいることを知っておきましょう。

 厚生労働省は2015年5月、豚の肉や内臓(レバーなど)の生食禁止を決定、食品衛生法の規格基準が改正されました。これにより、6月からは飲食店で販売・提供することができず、違反した場合は2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられることになりました。

 生食が規制された背景には、E型肝炎やサルモネラ、カンピロバクターなどによる食中毒の発症につながることが挙げられます。国立感染症研究所・感染症疫学センターの集計では、E型肝炎の患者数は年々増加傾向にあり、12年からは年間100例以上にのぼっています。

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