6月半ば、フランス・リヨンでは連日34度を超える夏日が続いている。雨はほとんど降らず、庭の木々の木の葉は黄色くなり、芝は枯れてしまったほどだ。熱波警報が発出された県も数多い。こう暑いと、シソやミョウガなどの薬味をたっぷり載せた冷ややっこが食べたいな、と思いつつぼんやり歩いていると、道端にシソそっくりの植物を発見した。さて、この植物の正体とは?
加熱すれば食用になる
シソによく似ている植物を摘んでみると、肌がピリピリ痛くなり、虫刺されのように赤くぷくっとふくらんだ。この時点でシソではないことが分かった。シソ独特の香りもしない。持ち歩いている水筒の水で患部を洗い流し、そのまま薬局に行くことにした。
薬剤師は葉を見ると「これはOrti…
この記事は有料記事です。
残り1707文字(全文2025文字)
投稿にはログインが必要です。
注目コンテンツ