基礎学力の定着が
入試突破のカギ

- ―新課程入試2年目となる2026年度の共通テストは、どんな点に注意が必要でしょうか。
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26年度は、受験生が前年度の結果を見て戦略を練ることができる分、「対応力」が問われます。大問が一つ増えた「国語」や新科目の「情報Ⅰ」など、前年度の平均点が高かった科目の問題がどうなるのかは気になるところですが、まずは基礎力の定着が重要です。26年度は、出題傾向の難化を見越した対策が必要になります。ただ、平均点が下がれば周囲は安全志向になるため、難関大を狙うチャンスとも言えます。
- ―共通テスト対策で意識すべきことは?
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短期の詰め込みではなく、基礎学力を確実に身につけることが大切です。過去問や追試問題を通じて、どんな形式にも対応できる実力を養いましょう。
- ―勉強法として重視すべき点は?
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やはり基礎学力です。難問を解くことばかりに時間を使っても、基礎学力は伸びません。「基礎ができていないのに応用ができる人はいない」という原則を忘れてはいけません。
- ―模試の活用で意識すべき点は?
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問ごとの正答率を見ると、自分が落としている「基礎問題」がはっきりします。難問は解けるのに、やさしい問題で失点している人が意外と多い。最後に伸びるかどうかは、基礎の穴をいかに埋めるかにかかっています。
- ―年内入試が主流になる中、一般選抜を目指すには何が必要でしょうか。
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「焦りに負けない覚悟」です。簡単に入れる大学が増えたからこそ、「本当に行きたい大学」にこだわる姿勢が試されます。抑え校の合格が出ても「本命を目指す」と判断できるかどうかは、この覚悟にかかっています。
- ―最後に、受験生へのメッセージをお願いします。
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今の時期に、第1志望校が模試でA判定やB判定だとしたら、むしろ第1志望の設定が甘い。もっとポテンシャルがあるのに、自分の可能性を狭めてしまっていることも考えられます。現役生は伸び代があるので、まずは「自分が本当に行きたい大学はどこか」を考えて、そこに向かってしっかり準備すること。「行きたい大学」に向かって努力してほしい。その姿勢こそが、入試本番の粘り強さにつながります。
比較するのがポイント


志望校選びにおいて、受験生はどうしても偏差値を基準に大学を縦に並べ、「行ける中で一番上」を目指しがちです。もちろん偏差値はある程度の目安になりますが、実際には「偏差値が1違うから、こちらが上」といった単純なものではありません。
必要なのは、同レベルの大学を横に並べて比較する視点です。大学にはそれぞれ個性があり、研究者養成に強い大学、就職に強い大学、資格取得をサポートしてくれる大学など、その強みはさまざまです。だからこそ、偏差値だけでは見えない「違い」を知るために、横並びで比較することが大切です。縦の比較も必要ですが、同じ偏差値帯にある大学を丁寧に比較検討する“横の目線”も忘れないでほしいですね。
では、どうやって大学を比べればよいのか。一つは就職実績などの「出口」を見ること。大学の公式サイトでカリキュラムを調べたり、卒業生の進路を確認したり、オープンキャンパスに足を運んで在学生の話を聞いたりすれば、情報収集できます。さまざまなランキングが掲載された受験情報誌も参考になります。
学部の名前だけで判断するのではなく、「どんなことが学べるか」を見極め、「自分はこの分野をなぜ学びたいのか」という軸をしっかり持つこと。志望校を選ぶときは、「今、自分が行けそうな大学」ではなく、「本当に行きたい大学」から考えることが大切です。
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- 本文は毎日新聞本紙特集(2025年9月24日付)を編集、引用しています。
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