角質の正体とは?
○夏に気になるガサガサかかと
夏が近づくにつれサンダルを履くなど素足で過ごす機会が増えますが、気になるのがかかとのガサガサやにおいなど。じつはこれらの正体は古くなった角質。清潔感のある足にするには角質ケアが欠かせません。
○「角質」ってどんなもの?
皮膚は、「表皮」「真皮(しんぴ)」「皮下組織」の三つの層からできています。皮膚の一番外側にあるのが表皮で、さらに外側から「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」に分けられます。基底層では、常に細胞分裂が繰り返され、新しい皮膚細胞がつくられています。それが少しずつ肌の表面へと押し上げられていき、角質層に到達すると古いものから順番に自然とはがれ落ちていきます。これが普段アカと呼んでいるもの。古い角質がはがれたところには、新しい皮膚ができています。
このような皮膚の代謝のサイクルを「ターンオーバー」といいます。部位によって多少異なりますが、ターンオーバーのサイクルは約28日。正常に機能していれば、外部の刺激によって多少のダメージを受けても健康な皮膚を維持することができます。
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