昨年7月の参院選において、障がいをお持ちの議員が3人当選されたことを受け、参院におけるバリアフリー化の推進を図り、「世界一開かれた参議院」とすることを目指し、参院議院運営委員会の下にバリアフリー化推進プロジェクトチーム(バリアフリーPT)を設置して、与野党間で協議を進めてまいりました。
まず、昨年8月の臨時国会の開会までに、3議員が車いすのまま本会議場の議席に着くことができるよう、車いす用の議席の改修・設置を行いました。また、昨年10月の議運理事会において、3議員に福祉車両を導入することを決定しました。これらは、障がいをお持ちの3人の議員が参院議員として活動するための最低限のインフラの整備という側面があったと考えています。
加えて、参院施設の動線の確保、多目的トイレの整備、正玄関の整備、本会議場の整備など施設面の整備については、昨年12月のバリアフリーPTにおける協議で、補正予算に約9億5000万円を要求することで合意し、今年1月、補正予算として成立したところです。通常国会が終了した6月中旬以降、順次工事が進められる予定となっています。これらについては、障がいをお持ちの議員の方々の活動がしやすくなるという側面だけで…
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