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舞い上がり、落ち込み、でもあきらめなかった私エライ!

内山勢・毎日新聞教育事業室委員
各企業のブースに向かう学生たち=ヤフオクドームで2016年3月1日、和田大典撮影
各企業のブースに向かう学生たち=ヤフオクドームで2016年3月1日、和田大典撮影

2016年2月下旬 就職前に卒業旅行

 首都圏の中堅私大4年、小島舞子さん(22)は今年2月下旬、大学の友人3人と卒業記念旅行に出た。4人とも就職が決まっていて、あとは卒業を待つだけ。就活が苦しかっただけに、この解放感がうれしい。

 とんとん拍子で最終面接に進みながら、最後に落とされた通信系I社。落ち込んで立ち直り、地域広告会社T社と広告代理店N社に挑んだ。T社から内々定をもらったものの、本当に行きたかったN社は落選。N社のグループ会社GN社に最後の望みをかけた。

 最終面接まで進んだGN社の結果は昨年7月下旬、郵便で届いた。母は「郵便で来るということは、落ちたのよ」と言ったが、小島さんは内々定の通知に違いないと信じて開封した。

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毎日新聞教育事業室委員

 1983年、毎日新聞社入社。山形支局記者を振り出しに、週刊サンデー毎日、東京経済部、週刊エコノミスト編集委員などを歴任。毎日新聞夕刊で大学生が紙面を作る「キャンパる」の編集長を10年務めた。現在は教育事業室委員。静岡大学で客員教授を務めるなど各地の大学でマスコミ関係の授業をしている。