新年度に入り、2018年春卒業予定の大学生の就活が本格化している。大学によっては、土日を返上して学生対応をしている就活支援部門もある。主な相談内容は、履歴書・エントリーシート(ES)の添削と面接の練習だ。
人気企業の中には、ESの記入項目と分量がとんでもなく多いところがある。おそらくそういう部分でハードルを上げて、応募者が増えないようにしているのかもしれない。「間に合わないんです」と泣きそうな顔でやってくる就活生たち。その日の夜中が締め切りなのに、まだ半分程度しか文字が埋まっていないESを手にしている。
「今からでは無理じゃないかな。準備をしっかりしてこなかったのだから、自己責任だよ」。そう突き放すこともできないわけではないが、こちらも就活支援の“プロ”だから「できない」とも言えない。
この記事は有料記事です。
残り700文字(全文1048文字)
注目コンテンツ