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売り手市場はまだ続く?「18卒」就活生のざわつく春

都内・某共学大進路指導担当
新学期も始まり就活はいよいよ本番(3月、マイナビ合同企業説明会)=宮間俊樹撮影
新学期も始まり就活はいよいよ本番(3月、マイナビ合同企業説明会)=宮間俊樹撮影

 新年度に入り、2018年春卒業予定の大学生の就活が本格化している。大学によっては、土日を返上して学生対応をしている就活支援部門もある。主な相談内容は、履歴書・エントリーシート(ES)の添削と面接の練習だ。

 人気企業の中には、ESの記入項目と分量がとんでもなく多いところがある。おそらくそういう部分でハードルを上げて、応募者が増えないようにしているのかもしれない。「間に合わないんです」と泣きそうな顔でやってくる就活生たち。その日の夜中が締め切りなのに、まだ半分程度しか文字が埋まっていないESを手にしている。

 「今からでは無理じゃないかな。準備をしっかりしてこなかったのだから、自己責任だよ」。そう突き放すこともできないわけではないが、こちらも就活支援の“プロ”だから「できない」とも言えない。

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東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。