7月中旬以降、全国の大学の就職率ランキングがあちこちで目につくようになった。ある経済出版社系のウェブサイトには「最新版!『本当に就職に強い大学』ランキング」が150位まで掲載されている。新聞社系の週刊誌には「全国240大学実就職率ランキング」と題する特集記事が載り、別の新聞社系出版社からは「就職力で選ぶ大学2019」というムックが発行された。
集計は2018年3月卒生を対象としている。なぜこの時期にこうした順位表が相次いで紹介されるかといえば、例年、ある調査会社が全国の国公私立大学を対象にアンケート調査を実施し、この時期にまとまったデータをさまざまな媒体に提供しているからだ。ただ、もとのデータは同じでも、媒体によって加工の仕方が違うので、順位表も見え方が変わってくる。
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