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運動しないと骨は減る

萩野浩・鳥取大学教授

寝たきり予防のために知る骨折の原因と対策【後編】

前回は年齢ごとに骨折が起こりやすい部位が違うこと▽50代女性の2割に脚の付け根の生涯骨折リスクがあること▽親が脚の付け根を骨折している人は自分も骨折する危険性が2倍高くなること▽「繰り返し骨折」や「ドミノ骨折」に注意すべきこと−−などを説明しました。今回は、どうすれば骨折を防ぐことができるかについてお話しします。

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鳥取大学教授

はぎの・ひろし 1982年鳥取大学医学部卒業。同学部整形外科助手、講師、付属病院リハビリテーション部長などを経て現在、医学部保健学科教授(付属病院リハビリテーション部長兼務)。専門は骨粗しょう症、関節リウマチ、運動器リハビリテーション。特に骨粗しょう症治療の経験が深く、国際骨粗鬆(しょう)症財団(IOF)アジア太平洋地域代表、日本骨粗鬆症学会理事など要職を務める。保健師、看護師、臨床検査技師などを対象に骨粗しょう症診療のコーディネイター役「骨粗鬆症マネージャー」を養成する日本骨粗鬆症学会のレクチャーコースでは講師役も務める。著書に「骨粗鬆症治療薬の選択と使用法―骨折の連鎖を防ぐために」(南江堂)など。