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女性に多い関節リウマチ 新型コロナの影響は?

福島安紀・医療ライター
 
 

 「朝起きたときに手や手指の関節がこわばって動かしにくい」「関節が腫れ、押すと痛い」――。そんな症状に心当たりがあったら、関節リウマチかもしれない。国民生活基礎調査(2019年)によれば、関節リウマチの患者は全国に約89万人、その76%は女性だ。体に備わった免疫機構の異常によって起こる病気だが、新型コロナウイルスとの関係で、感染しやすさや重症化の恐れなど留意点はあるのだろうか。そもそも女性に多いのはなぜなのか。「よくわかる最新医学 関節リウマチ」(主婦の友社)などの著書がある松野リウマチ整形外科院長の松野博明さんが解説する。

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医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。