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丸見えオープンキッチンが主流の21世紀マンション

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
リビングを見渡せるオープン型キッチン
リビングを見渡せるオープン型キッチン

 マンションや戸建て住宅の間取り図で「K」と表示されるのはキッチン(台所)。そのキッチンが、20世紀と現在では大きく変わったことをご存じだろうか。

 20世紀までのキッチンは、クローズド(閉鎖)型。それに対し、現在の新築住宅で増えているのはオープン型、特にマンションではオープン型キッチンになるケースがほとんどだ。

 オープン型とはLD(リビングダイニング)とキッチンが一体化する形式。境がないため、キッチン内が丸見えになる方式である。

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住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。