薬と健康を考える
これからの薬剤師薬局の活用法
第6回
薬剤師をめざすあなたへ

「薬剤師になりたい」と考えている方に、薬学部でどんなことを学ぶのかを紹介します。薬学部には4年制と6年制の学部がありますが、薬剤師を目指す人は6年制に入学します。6年間は長いと感じるかもしれませんが、入学から卒業まで段階を経ながら、医薬品の知識や、薬物療法の専門職としてのスキルを身に付けていくのに必要な薬剤師教育のカリキュラムとなっています。最初は基礎科目の割合が大きいですが、学年が上がるにつれて臨床科目が増えていきます。教室の中での講義だけでなく実習が沢山あります。3年生までは主に薬に関わる実験実習、4年生からは臨床(人)に関わる実習を行います。そして5年生では、薬局と病院での臨床実習に取り組みます。この臨床実習は薬剤師になるためにとても重要な科目です。

臨床実習は、薬局実習11週間と病院実習11週間の合計22週間で構成され、この期間は薬局と病院の指導薬剤師(学生を指導するために研修を受けて認定された薬剤師)が大学教員と連携しながら実習を進めていきます。薬局と病院の実習は連続しており、処方箋に基づく調剤、薬物治療の薬学的管理、チーム医療などを実践的に学んでいきます。薬局・病院のそれぞれの役割についても学びます。薬局では、在宅医療、学校薬剤師などの地域活動、セルフメディケーション支援など、病院ではベッドサイドで他の医療職と協力して患者さんの治療を支える実習などが特徴的です。この22週間の臨床実習を経験すると、学生は医療人として大きく成長し、薬剤師の責任を意識して行動するようになります。

医薬品を扱う場所、薬物治療を受ける人の側には薬剤師がいます。薬剤師になりたいという気持ちを持ち続けていただき、ぜひ夢を実現させてください。

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