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「危ない不整脈」を知って突然死を防ぐ

 不整脈は健康な人にも見られるものですが、心臓の持病がある人では脳梗塞や心不全を引き起こしたり、突然死を招いたりすることもあります。どのような不整脈が危険なのかを見極め、適切なタイミングで必要な治療を受けられるよう、正しい知識を身につけておきましょう。

不整脈には3つのタイプがある

 心臓は、右心房の洞結節(どうけっせつ)と呼ばれる組織でつくられた電気信号により、収縮と拡張をくり返し、血液を全身に送り出しています。この収縮と拡張のリズムを拍動といいます。規則正しいリズムで1分間に60~100回の拍動が生じるのが正常な状態です。

 不整脈とは、心臓を動かす電気信号が乱れることで拍動が乱れる状態のことで、次の3つに大別されます。

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