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「法の下の平等ないのか」 同性婚不受理の合憲判決後 福岡で初弁論

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大阪地裁判決について、弁論後の記者会見でも「人権を踏みにじった」と批判した、こうすけさん(右)。左はパートナーのまさひろさん=福岡市中央区の福岡県弁護士会館で2022年6月23日午後3時44分、平塚雄太撮影
大阪地裁判決について、弁論後の記者会見でも「人権を踏みにじった」と批判した、こうすけさん(右)。左はパートナーのまさひろさん=福岡市中央区の福岡県弁護士会館で2022年6月23日午後3時44分、平塚雄太撮影

 「法の下の平等は、自分たち同性愛者には関係ないのか」。怒気を帯びた、こうすけさん(32)=フルネームは非公表=の声が福岡地裁の法廷に響いた。同性婚を認めていない現行の法制度を合憲とした大阪地裁判決への憤りが、各地の訴訟にも広がっている。

 23日、福岡地裁101号法廷。同性同士の法律婚が認められないのは憲法が定める法の下の平等などに反するとして、福岡市と熊本市に住む3組の同性カップルが国に損害賠償を求めた訴訟の弁論が開かれた。

 違憲とした2021年3月の札幌地裁判決から「後退」し、合憲と判断した20日の大阪地裁の判決後、初の弁論。上田洋幸裁判長らが聴き入る中、福岡市の会社員、こうすけさんは判決を聞いて怒りを覚えたとしてこう訴えた。

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