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台風10号が接近する東北地方は30日、風雨が徐々に強まる中、交通機関の一部がストップするなど生活に影響が出始めた。記録的な大雨の恐れもあり、各自治体は土砂災害や河川の氾濫などへの警戒を引き続き呼びかけ、住民は不安を抱えながら台風直撃に備えた。
宮城県内では30日午前10時ごろから、JR東北線など在来線の一部が運転見合わせとなった。県内の全公立学校が休校となり、JR仙台駅は利用者が少なくなったものの、心配そうに電光掲示板を見つめたり、係員に運行情報を聞いたりする人の姿が見られた。
高校1年の長男(15)と横浜市から旅行に訪れた主婦の福野由美子さん(46)は、この日午後に予定していた観光をあきらめるという。福野さんは「夏休み最後の旅行だったので残念。新幹線が動かなくなる前に早めに帰れればいいが」と話した。青森県八戸市から出張してきた会社員の山形広平さん(36)は「午前中、仙台市内であった展示会は中止になり、午後に予定していた商談もどうなるか分からない。困りました」とため息を…
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