夫の遺志に、花よ咲け 森友訴訟、国と闘う妻 改ざん強要で自殺、赤木さん

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記者会見で公務災害認定の資料を示しながら、国の対応を批判する赤木雅子さん=大阪市内で2020年12月9日、服部陽撮影
記者会見で公務災害認定の資料を示しながら、国の対応を批判する赤木雅子さん=大阪市内で2020年12月9日、服部陽撮影

 最愛の夫は花を飾るのが好きだった。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、公文書の改ざんをさせられた末に命を絶った財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54歳)。妻雅子さん(49)は死の真相を知りたいと、国を相手に裁判を続けている。赤木さんは改ざんの経緯を記したファイルを残したとされるが、国は明らかにしていない。「何のために隠すのか」。雅子さんはベランダに植えた球根を育てながら、夫の遺志を継ぐ決意を新たにしている。

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