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東京電力福島第1原発事故の影響で休校し、2023年9月に本校に統合された県立相馬農業高校飯舘校(飯舘村)で21日、感謝祭が開かれた。村が敷地内に産業団地を整備する計画で、相馬農高同窓会飯舘支部が「校舎が取り壊される前に、最後の感謝を伝えたい」と企画した。
山あいの老朽化した校舎は時計が止まり、農業用ハウスや校庭は背の高い草木で覆われていた。部室にはサッカーボールやスパイクが残ったままだった。
飯舘校は1949年、相馬農高大舘分校として開校。原発事故当時、90人弱の生徒が在籍していたが、全村避難で閉鎖され、11年5月から福島市内の公共施設やプレハブ校舎で授業を続けた。
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