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隷書始めたい方へ
私は松井如流先生の隷書作品に魅了されてきました。ここに、私が習ってきた隷書について記したいと思います。
(1)起筆を蔵鋒(ぞうほう)とし、終筆は自然に抜く。終筆に波磔(はたく)が入ることもある(2)穂先が線の中心を通る(3)横画はほぼ水平、縦画は垂直(4)転折は二筆で(5)左払いは急がずゆったりと筆を運ぶ――などです。
このうち(1)の「蔵鋒」とは筆の先を露(あら)わにしないで線の中に巻き込む書き方です(資料1上線の左○部分)。波磔(同右○部分)には筆圧の強いものや軽く抜くものなど多くの種類がありますが、「一字一波」が基本。波磔があるかないかが古隷との区別となり、古隷には波磔がありません(資料1下線)。
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