元慰安婦訴訟ソウル地裁初弁論 「主権免除」の適用争点 日本は欠席

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日本政府を相手にした損害賠償訴訟の第1回口頭弁論に先立ち、記者会見する元慰安婦の李容洙さん(左から2人目)ら=ソウル市内で2019年11月13日、堀山明子撮影
日本政府を相手にした損害賠償訴訟の第1回口頭弁論に先立ち、記者会見する元慰安婦の李容洙さん(左から2人目)ら=ソウル市内で2019年11月13日、堀山明子撮影

 韓国の元慰安婦と遺族20人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、ソウル中央地裁で開かれた。日本政府を相手にした訴訟が韓国の裁判所で実際に審理に入るのは初めて。国際法の慣習では、主権国家は他国の裁判権に従うことを免除される「主権免除」の原則があるが、原告が受けた「重大な人権侵害」は例外になるかが争点となる。地裁はこの日、訴訟が有効かどうかの判断を示さなかった。

 日本政府は5月に主権免除の原則から、請求を却下するよう求める立場を韓国政府に伝えており、日本側は欠席した。

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