伊方原発

1号機を10日付で廃炉 40年ルールで6基目

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四国電力 巨額の安全対策費が予想、採算性ないと判断

 四国電力は、来年9月に運転開始から40年になる伊方原発1号機(愛媛県伊方町)を10日付で廃炉とした。申請すれば20年の運転延長も可能だったが、巨額の安全対策費が予想され、採算性がないと判断した。運転期間を原則40年とするルールでの廃炉は6基目となる。

 1号機は出力56万6000キロワットの加圧水型軽水炉で、1977年9月に運転開始。東京電力福島第1原発事故後の2011年9月から運転を停止していた。運転延長には、新規制基準をクリアするための電源ケーブルの難燃化などで約1700億円が必要。収支改善効果は約1500億円にとどまるため、四電は「投資回収が成り立たない」と判断した。

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