トランプ氏

派手に見えて堅実? 専用ジェットに見る横顔

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離陸したトランプジェット=米国・ロサンゼルスで2015年1月、チャーリィ古庄氏撮影
離陸したトランプジェット=米国・ロサンゼルスで2015年1月、チャーリィ古庄氏撮影

 次期米大統領となるドナルド・トランプ氏(70)は米国でも有数の実業家で、「トランプフォースワン」と呼ぶ専用ジェット機で全米を飛び回っている。「トランプジェット」から垣間見えるトランプ氏の横顔を、航空写真家のチャーリィ古庄氏に聞いた。【米田堅持】

異例の目立つ「TRUMP」ロゴ

 トランプジェットは、航空会社をトランプ氏が所有していた1990年代から一貫して「TRUMP」の文字が目立つように描かれている。チャーリィ氏は「自らの名前を機体に大きく描くケースは珍しい」と言う。「セキュリティーや広い国土の移動効率から実業家がプライベートジェットを所有することは珍しくない。しかし、セキュリティーという観点から考えると、誰が乗っているかが一目でわかるのは好ましくない。企業ロゴなどはドアなどに小さくあしらうのが一般的だ」という。

 機体の選定からもトランプ氏の考え方がうかがえる。「90年代前半は、所有していた会社で使用していたボーイング727-100を使い、その会社の航空機に準じた白を基調とした塗装だった」という。「小型でも別の機種にすれば、その機体だけのために費用が発生する。プライベートジェットとしては大きなサイズでも、自社と同型機を使うことで『トランプシャトル』をPRするとともに無駄を省いたのだろう」と90年代初めに撮…

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