イタリア憲法裁

選挙法の一部違憲 総選挙前倒し高まる

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 【ローマ福島良典】イタリア憲法裁は25日、現行選挙法の一部を違憲とし、大政党への権力集中を生みかねない2回投票制の廃止と、選挙法の速やかな改正を求める判決を下した。これにより、改正選挙法の骨格が定まり、国会での審議が比較的スムーズに進むとみられることから、来年に予定されていた総選挙が今夏に前倒し実施される可能性が高まった。

 判決理由は1カ月以内に公表される。判決に基づき、今後、国会で選挙法改正の審議が始まる。今年はオランダ、フランス、ドイツで選挙があり、イタリアで総選挙が実施されることになれば「欧州選挙の年」の様相が一層強まる。

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