相撲

納谷兄弟、高校総体で「王座奪還」へ 父は貴闘力

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インターハイ制覇を目指す埼玉栄高で鍛錬する、納谷幸之介主将(右)と幸成の兄弟=2017年6月19日、上鵜瀬浄撮影
インターハイ制覇を目指す埼玉栄高で鍛錬する、納谷幸之介主将(右)と幸成の兄弟=2017年6月19日、上鵜瀬浄撮影

 大相撲の幕内優勝力士2代の遺伝子を引き継ぐ兄弟が、高校団体王座の奪還に挑む。4日に宮城県で開幕する全国高校総体の相撲で歴代最多9回の優勝を誇る埼玉栄高は、元横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男納谷幸之介(3年)主将の下、団体で2年ぶりの優勝を目指す。二つ下には四男の幸成(こうせい、1年)もいる。兄弟は「相撲でも生活面でも、基礎を築いてくれた相撲部に恩返ししたい」と燃えている。【上鵜瀬浄】

 放課後の相撲道場。申し合いの稽古(けいこ)を終えた後、幸之介が重さ約150キロの大型トラックのタイヤを黙々と押した。その傍らで幸成が全身に汗をかきながら自転車型トレーニングマシンをこぐ。「自分に負けない稽古をする。そうするしかみんなを引っ張れない」と幸之介が言えば、幸成は「お兄ちゃんは人が見えないところでも努力している。自分も頑張らねば」。来年度以降は正規メンバーに入ろうと燃えている。

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