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肝心の議題、「意見交換」にとどまる
【ソウル米村耕一】韓国と北朝鮮は29日の閣僚級会談で、南北首脳会談の日程を4月27日と決定したものの、肝心の議題については「意見交換」(趙明均=チョ・ミョンギュン=韓国統一相)にとどまった。韓国側が主要な議題と位置づける非核化や平和定着の問題について、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の訪中時の発言によって南北の温度差が明確になっており、韓国政府は発言に慎重になっている。
中国政府の発表によると、金委員長は26日の中朝首脳会談で「米韓がわれわれの努力に善意で応じ、段階的かつ歩調を合わせた措置を取れば、非核化問題は解決可能だ」と述べた。一方、韓国大統領府関係者はこれまで、南北、米朝の二つの首脳会談の議題について「非核化や平和などの本題が中心」としたうえで、「(相互に段階的に進める)行動対行動ではなく、別の対応がありうる」と「一括解決」に期待感を示していた。非核化問題…
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