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[ロンドン 18日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、国際疾病分類(ICD)の最新改定版を公開し、ビデオゲーム中毒を新たに精神衛生疾患に分類した。
WHOは、デジタル・ビデオゲームへの依存を、生活における他の関心より優先される「持続的で繰り返すゲーム行動」と定義した。
WHOの専門家は、世界的な調査で見られた一部最悪のケースでは、睡眠、食事、仕事や学校その他日常の行動をすべて排除し、最大で1日20時間ゲームをしていた例があると指摘。ゲーム利用者の中で問題に発展するケースは少数と強調しながらも、初期の兆候を認識すれば予防できる可能性があると述べた。
今回の改定は「ICD─11」に反映され、2019年5月の総会で発表、2022年1月に発効するという。
この決定に対し、ゲーム推進団体は、ゲームは「安全に良識を持って、世界で20億人以上が楽しんでいる」と表明。ゲームの「教育、治療、娯楽的価値」は十分に確立・認知されているとして、WHOに再考を求めた。