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【ソウル堀山明子】南北首脳による平壌共同宣言の署名が、2泊3日で平壌を訪問中の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の日程半ばである19日午前に行われたのは、焦点だった非核化プロセスについては北朝鮮がすでに実施したり、予定したりしている部分だけに絞って盛り込んだためだ。米国が要求している核施設リスト申告など具体的な措置については、文氏が20日にソウルへ向けてたつギリギリまで、実務陣による水面下の折衝が続く見通しだ。
宣言文に明記された新たな非核化は、破壊した大陸間弾道ミサイル(ICBM)のエンジン実験場を「専門家の監視下で永久に廃棄する」など、すでに行った部分の追加措置。寧辺(ニョンビョン)核施設の永久的廃棄は、「米国が米朝共同声明の精神によって、それに相応の措置を取れば」と条件を付けた。韓国の役割は「完全な非核化を推進していく過程で緊密に協力」と限定的だ。
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