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難民認定申請の棄却を告げた翌日にスリランカ人男性2人を強制送還した入管当局の対応を「違憲」と断じた22日の東京高裁判決は「裁判を受ける機会を奪うことは許されない」と国を厳しく批判した。原告の弁護団は「画期的な判決」と高く評価し、入管の対応改善を求めた。
「今回のような強制送還の例はよく聞く。こうした手法はもう取ることができなくなるのではないか」。判決後に記者会見した弁護団の高橋済弁護士は判決が持つ意義を強調した。
原告の50歳と60歳の男性は2000年前後に短期滞在の在留資格で入国。ともに不法残留で入管施設に収容された。迫害の恐れなどを理由に難民認定を求めたが、いずれも退けられ、国がチャーターした飛行機で強制送還された。
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