不幸な野良猫減らそう 避妊・去勢手術に特化、動物病院開設へ 山陰で初 CFで資金募る 鳥取・米子 /鳥取

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スペイクリニック開設への支援を求めるクラウドファンディングのサイト画面=鳥取支局で2022年8月4日、望月靖祥撮影
スペイクリニック開設への支援を求めるクラウドファンディングのサイト画面=鳥取支局で2022年8月4日、望月靖祥撮影

 猫の避妊・去勢手術に特化した動物病院「スペイクリニック」の開設準備が鳥取県米子市で進んでいる。無秩序な繁殖によって生まれてくる不幸な野良猫を一匹でも減らそうと、地元で「TNR」に取り組む市民団体が発案。地元獣医師の協力を得て、安い費用で手術を行う計画だ。山陰初となる開設に向け、クラウドファンディング(CF)を通じて必要資金を募っている。

 TNRは、野良猫を捕獲し、避妊・去勢手術を施した後に元の場所に放す活動。手術済みの印として耳にV字形の切り込みを入れる。旺盛な猫の繁殖を止めて緩やかに数を減らすことで、殺処分や病気・事故などで死ぬ猫が減り、ふん尿やゴミあさりなどの地域被害の軽減にもつながるという。

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