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人見絹枝の生涯㊤ おてんば娘が日本人女性初のメダリスト

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第2回国際女子競技大会に参加するため列車に乗り込む人見絹枝(左から2人目)=大阪駅で1926年7月8日撮影
第2回国際女子競技大会に参加するため列車に乗り込む人見絹枝(左から2人目)=大阪駅で1926年7月8日撮影

 陸上女子800メートルの残り1周で驚異的なスピードを見せて、前を走る選手を懸命に追い上げた。徐々に順位を上げたが惜しくも一歩及ばず2位でゴールすると、倒れ込んで気を失った。1928年の第9回アムステルダム五輪大会で人見絹枝が銀メダルを取り、日本人女性初のメダリストになった瞬間だ。現在放映中で五輪を題材にしたNHK大河ドラマ「いだてん」にも登場した。

 人見は岡山県御津郡福浜村(現岡山市)の農家の次女として07年元日に生まれる。少女時代の人見は、田園が一面に広がるあぜ道を駆け回り、近くの小川では男の子と一緒に魚を生け捕りにし、木登りにも盛んに挑むおてんばぶりだったと、「朝やけのランナー」(PHP研究所)など、いくつかの人見関連書籍で紹介されている。

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