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タブレットで描く「未来のくらし」小学校で出張授業 「ドコモ未来ミュージアム」、9月13日まで

 通信大手NTTドコモが主催する創作絵画コンクール「ドコモ未来ミュージアム」は、2026年9月13日(日)まで作品を募集しています。(※令和8年熊本地震の影響を考慮し、九州地方にお住まいの方を対象に、応募締切を2026年9月20日(日)まで延長)。

 応募作品をデジタルデバイスで制作する出張授業が、新宿区立富久小学校(東京都)で開催されるというので、毎日小学生新聞が取材に行ってきました。

子どもたちが描く「未来のくらし」

 NTTドコモは、子どもたちの「あんしん・安全」を守り、自分の「好き」を見つけ、「未来」へつなげていくことを目的とした「ドコモ未来プロジェクト」の一環として、3歳から中学生を対象にした創作絵画コンクール「第25回ドコモ未来ミュージアム」を開催しています。今年25周年を迎えた同コンクールは、絵の具や色鉛筆による作品だけでなく、タブレットやパソコンを使ったデジタル絵画も募集しているそうです。今回の出張授業は富久小4年生(45人)が、デジタルペイントアプリ「Adobe Fresco」を使って、デジタルアートに挑戦します。

 講師を務めるのは、アートディレクターの鈴木友唯さん。鈴木さんは2003年度、「第2回ドコモ未来ミュージアム」で準グランプリを受賞しました。現在はコンクールの審査員も務めています。

 テーマは「僕たち私たちの未来のくらし」。自分たちが大人になった時の社会やくらし、乗り物、建物、自然や動物との関わりなどを想像しながら、夢や希望にあふれた未来の世界を作品として表現します。

レクチャーする鈴木さん 拡大
レクチャーする鈴木さん

 ワークショップは未来のくらしについて考える発想レクチャーから始まりました。鈴木さんが「未来って、いろいろあるよね。1年後でも大人になった時でも、それよりもずっと先でもいい。自由に想像してみよう」とアドバイスします。「こんな部屋に住んでみたいなとか、宇宙旅行へ行けるとしたら何がしたいか。動物や乗り物、好きなものをテーマにすると、イメージしやすいよ」。最初はちょっと戸惑っていた児童たちも、鈴木さんやスタッフのアドバイスで理解が深まると、ワークシートにどんどん書き込みも始めました。「海の上に都市を作って、そこに人間が住む」「動物が進化して、人間と話すことができる」「宇宙旅行に行きたい」。いろいろなアイデアが出てきました。

 イメージがまとまったら、タブレットでの練習です。 Adobe Frescoの使い方を習い、色や線の太さ、筆記ツールなどを選んでいきます。生まれた時からデジタル機器に触れている世代だけあって、子どもたちはあっという間に作業を覚えます。鈴木さんが「流れ星に顔を描いてみよう」と課題を出すと、思い思いのお星様を描いていました。

 鈴木さんは「デジタルのいいところは、間違えても何度でも描きなおせること。どんどん挑戦してみて」と話します。「上手に描こうとしなくて大丈夫!『こんな色にしたらどうなるかな?』と、実験するみたいにたくさん遊んでみてください」

 使い方を習ったあとは5分の休憩に入りましたが、ほとんどの子どもがタブレットから離れません。お互い描いてみたものを、見せ合ったりしています。

デジタル絵画に夢中 拡大
デジタル絵画に夢中

 ここからが本番。作品を描き始めます。習っていないブラシを自分で見つけて、描く子どももいます。ジャングルや乗り物、未来の街など、思い思いに作品にしていきます。鈴木さんが一人ひとりの机を回り、アドバイスする場面も。残り時間あと15分になると、「ここからは仕上げの時間。細かい部分を描き込んでいこう」と鈴木さん。みんな集中していたせいか、30分はあっという間だったようです。それぞれが自分の絵を完成し、作品にはタイトルを付け、説明を書いて終了です。

 約2時間の授業の感想を聞かれると、「紙に描くよりも、思っていることを形にしやすかった」「初めてで最初は難しかったけど、教えてもらううちに楽しく描けた」「描く内容によってタブレットと紙で、使い分けるといいかと思った」など、何人もが手を挙げ発表していました。鈴木さんは「慣れないツールなのに、試行錯誤しながら集中して描いてくれました。私が教えていないツールも見つけて描くなど、熱心でうれしかったです」。

岩本紅葉先生
岩本紅葉先生

 同小の図画工作専科の岩本紅葉先生は「今回のような企業と学校が連携した学びは、これからの図工の可能性を広げるものだと感じています」と出張授業を受けた理由を説明しました。また、「子どもたちも楽しみながら表現活動に取り組むことができました。未来のくらしを想像する中で、一人ひとりの発想や個性がよく表れていたと思います。ドコモという子どもも知っている企業で安心感もあり、こうした実践は他の先生方にも共有し、子どもたちの豊かな表現活動につながる授業づくりに生かしていきたいです」と話しています。

 スタッフが楽しかった人?と聞くと、たくさんの手が挙がりました。

 私が小学生だった40年以上前は、図画工作の授業で使うものといえば、クレヨンや絵の具。図画工作は楽しみな授業でもありましたが、クレヨンも絵の具も一度描いたら消せないし、クレヨンを握った指は臭くなる。絵の具は筆洗いをこぼしちゃったり、色を混ぜたら思っていたのと違う色になっちゃったり。タブレットだけで手軽に、そして楽しく絵が描けるのはうらやましいし、絵を描くハードルがぐっと下がって、図画工作を好きになる子が増えるのではないかなと思いました。

 作品は、「ドコモ未来ミュージアム」に応募し、12月頃に結果が発表されます。「ドコモ未来ミュージアム」は25回目を迎え、これまでに累計226万点以上の作品の応募がありました。NTTドコモは、「デジタル技術を活用した新しいアート体験を通じて、子どもたちの創造力や表現力を育むことを応援しています。子どもたちには楽しみながら作品づくりに挑戦し、自らのアイデアを社会へ発信する貴重な機会にもなってほしい」と話しています。

まだ間に合う!「ドコモ未来ミュージアム」9月13日まで作品募集

 「ドコモ未来ミュージアム」では、9月13日(日)まで作品を募集しています。絵の具や色鉛筆で描いた作品はもちろん、タブレットやパソコンで制作したデジタル作品も応募できます。

 「こんな未来になったらいいな」という子どもたちの自由な発想を、絵にしてみませんか? まだまだ応募に間に合います。ぜひチャレンジしてみてください。

作品応募はこちらから▼

https://docomo-mirai.tda.docomo.ne.jp/museum/25th/

【毎日小学生新聞編集長・川端智子】