京大原子炉

運転を再開 臨界状態に

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レバーを操作して制御棒を引き抜き、原子炉を起動させる京都大原子炉実験所の担当者=大阪府熊取町で、2017年6月21日午後2時27分、鳥井真平撮影
レバーを操作して制御棒を引き抜き、原子炉を起動させる京都大原子炉実験所の担当者=大阪府熊取町で、2017年6月21日午後2時27分、鳥井真平撮影

 京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)は21日、2014年3月から停止していた臨界実験装置「KUCA」(出力100ワット)の運転を再開した。国内に3基ある教育研究用の原子炉のうち、近畿大原子力研究所(東大阪市)に続く2基目の運転再開となる。同実験所は、停止期間中に滞っていた原発関連の人材育成を進める方針だ。

 この日は、教職員7人が原子炉の起動作業を担当。午後2時半ごろ、核分裂を抑える制御棒を引き抜くと、約15分後に臨界状態に達した。続いて、東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料の取り出し作業に関わる実験を行った。

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