社会　香川・豊島で新たな産廃

　香川県土庄町（かがわけんとのしょうちょう）の豊島（てしま）の産廃問題（さんぱいもんだい）で、法律（ほうりつ）にそむいて捨（す）てられた産業廃棄物約（さんぎょうはいきぶつやく）９１万（まん）トンの撤去（てっきょ）は昨年（さくねん）３月（がつ）に終（お）わったはずでしたが、今年（ことし）、新（あら）たな廃棄物（はいきぶつ）が相次（あいつ）いで見（み）つかりました。不法投棄（ふほうとうき）の深刻（しんこく）さと、廃棄物（はいきぶつ）の調査（ちょうさ）や処理（しょり）をした県（けん）の見通（みとお）しの甘（あま）さが指摘（してき）されています。

　今年（ことし）１月（がつ）に８５トンの汚泥（おでい）（どろ）が、２月（がつ）にも３０トンが見（み）つかりました。４月（がつ）に再調査（さいちょうさ）を始（はじ）めた県（けん）は計（けい）７か所（しょ）で、ドラム缶（かん）や汚泥（おでい）など少（すく）なくとも計（けい）３００トンを確認（かくにん）しました。県内（けんない）の処理施設（しょりしせつ）の解体（かいたい）はすでに始（はじ）まり、県（けん）は処理（しょり）に頭（あたま）を悩（なや）ませています。