「彼女がいる」何が変?=下山田志帆

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パートナーと笑顔で写真に納まる下山田(右)=小川拓也撮影
パートナーと笑顔で写真に納まる下山田(右)=小川拓也撮影

 日本の女子サッカー界は、社会が持つ“女性らしさ”のイメージにとらわれず、多様な選手が存在する場所です。それが一つの強み。ボーイッシュな選手やフェミニンな選手、それぞれが自分らしい姿を表現できる環境がそこにはあります。

 来年9月、女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」が開幕します。WEリーグのロゴはモノクロでした。これまで「女子=ピンク系」が使われがちだったので、変化と期待を感じます。女子サッカーとは何か。どういう人たちに見に来てほしいか。メッセージを発信していくことも大事です。

 WEリーグは女性のエンパワーメントを掲げています。「女性」を発信する時、「女性の枠組みの中にもいろいろな人がいてもいいよね」「いろいろな人がいて初めて一つのチームになるよね」という見せ方ができるといい。社会に居場所がないと感じる人がスタジアムで試合を見て元気になってくれたり、居場所を感じてくれたりするかもしれません。そういう呼び込み方もできると思います。

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