防衛関係費

予算案で初めて5兆円台 5兆541億円

 政府は24日決定した2016年度予算案で、防衛関係費を過去最大の5兆541億円とし、初めて5兆円の大台に乗せた。15年度より740億円(1.5%)増え、4年連続の増加。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をはじめとした米軍再編を進めるためで、中国の海洋進出を意識した離島防衛や周辺海域の警戒監視能力向上も図る。

 米軍再編経費は340億円増の1766億円。10月に埋め立て本体工事に入った辺野古移設の関連経費に352億円増の595億円を計上し、今年度新設した辺野古周辺3地区への補助金も7800万円に倍増する。駐沖縄米海兵隊のグアム移転費には123億円増の140億円を充てる。沖縄の負担軽減をアピールし、辺野古移設を着実に進める狙いとみられる。

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