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科学的効果は 医療研究機構が調査へ

アザラシ型ロボット「パロ」(左端)など、調査で使うコミュニケーションロボットの候補=東京都千代田区で2016年3月17日、大場あい撮影

 動物や子どもの姿で癒やしてくれるロボットは、科学的にどれくらいの効果があるのか−−。こんな大規模調査に来年度、日本医療研究開発機構(AMED)が乗り出す。全国の介護現場で計1000台程度のロボットを高齢者に使ってもらい、効果を数値化して今後の開発に役立ててもらう計画だ。

     アザラシ型ロボット「パロ」など、触ると声を出したり、簡単なあいさつができたりする「コミュニケーションロボット」は、既に広く介護現場などで活用され「高齢者に笑顔が増えた」といったプラスの効果が報告されている。だが、ロボットのどの機能がどんな影響をもたらしているのかを客観的に比較できるデータはほとんどなかった。

     そこでAMEDはメーカーから調査に使ってほしいロボット20〜30種類を公募し、全国の20〜30施設で実際に使ってもらうことにした。施設利用者本人の同意を得た上で24時間カメラで観察し、マイナス面も含めて行動や生活の質がどう変化したかのデータ解析をする。こうした規模、手法の調査は前例がないという。

     予算はロボット購入費を含めて6億円。AMEDの森田弘一産学連携部長は「介護現場で求められる機能や使い方を明らかにし、社会に有用な機器としてコミュニケーションロボット産業を伸ばしたい」と話す。【大場あい】

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