ワシントン条約会議

象牙規制巡り、明暗の日中

ジンバブエのワンゲ国立公園のアフリカゾウ。同公園では2013年9月ごろ、約300頭ものゾウが密猟者に毒殺された事件もあった=11年10月、服部正法撮影
ジンバブエのワンゲ国立公園のアフリカゾウ。同公園では2013年9月ごろ、約300頭ものゾウが密猟者に毒殺された事件もあった=11年10月、服部正法撮影

 南アフリカ・ヨハネスブルクで開かれていたワシントン条約締約国会議は4日、アフリカゾウ保護のため象牙の国内取引禁止を各国に求める決議を全体会合で正式承認し、閉会した。象牙市場閉鎖に向けた決議がまとまった背景には、「象牙密輸大国」と非難されてきた中国が、取引禁止支持にかじを切ったことがあった。日本は自国内で取引される象牙が「適切に管理」されているとして決議の影響はないとの認識だが、今後管理強化策を示さなければ批判にさらされる可能性もある。象牙を巡る国際的な立ち位置で日中の「明暗」が分かれた。

この記事は有料記事です。

残り1636文字(全文1883文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月