立憲民主党との合流協議を巡り、国民民主党の玉木雄一郎代表が分党を表明したのは、自身がこだわる「改革中道」路線を合流後の新党に反映できるか見通せないと判断したことが大きい。ただし、党幹部は玉木氏の提案はいまだ了承されていないとしており、混乱がみられる。分党が実現すれば、それぞれの党の規模が焦点になるが、政権交代の受け皿となりうる「大きな野党」の実現に向けては前途多難だ。【木下訓明、浜中慎哉】
「野党の大きな塊」と「改革中道政党」で揺れた玉木氏
「今の日本には政策提案型の改革中道の政党が不可欠だと信じている。大きな塊を求めてきたが、消費減税など軸になる政策でも一致できなかった」。玉木氏は11日、執行役員会後の記者会見で、分党を判断した理由を説明した。
「新型コロナ禍で交渉を長引かせても有権者のためにならない。合流を決めるべきだ」「政策提案を命としてきた政党だ。基本政策の一致が見えなければ合流できない」。約4時間に及んだ役員会では、合流への賛否で真っ二つに割れた。
途中…
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