日本製鉄鹿島・玉置隆投手引退　４年間、チームの精神的支柱　２大大会全て導く　／茨城

野球の楽しさ知った

　第４５回社会人野球日本選手権大会に出場した日本製鉄鹿島の元プロ右腕・玉置隆投手（３３）が３日の準決勝で敗退し、引退した。阪神タイガースを戦力外通告となり、２０１６年に入社して以来、投手陣の大黒柱として活躍。集大成となった今大会でもチームを２大会連続の４強入りに導いた。「野球の楽しさを改めて教えてもらった」と感謝の思いを胸に、ユニホームを脱いだ。【川崎健】

　玉置投手は和歌山市出身。和歌山市立和歌山商高（現・市立和歌山高）３年時の０４年、エースとして夏の甲子園に出場。同年のドラフト会議で阪神から９巡目指名されプロ入りすると、０６年には１軍デビューを果たした。