GDP

試練のアベノミクス 速報値・年1.4%減 

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
アベノミクスの行方は?
アベノミクスの行方は?

消費や投資が回復せず 世界経済の先行き不安が台頭

 内閣府が15日に発表した2015年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で1.4%減となり、2四半期ぶりのマイナス成長に陥った。安倍晋三首相は同日の衆院予算委員会で「日本経済はもはやデフレではない状況だ」と経済政策の成果を強調したが、国内消費や設備投資が回復しないまま世界経済の先行き不安が台頭し、アベノミクスは苦境に立たされている。

 首相は衆院予算委で「日本経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は確かなものと確信している」と、企業収益や雇用などの経済指標を挙げてアベノミクスの成功を強調したが、15年10〜12月期のGDPは弱々しい内容だった。物価変動の影響を除いた実質で前期比0.4%減、この状況が1年続いたとすると1.4%のマイナスとなる。

この記事は有料記事です。

残り905文字(全文1261文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月