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紙は切れるけれど手は切れない−−。そんな斬新な道具を福岡県太宰府市の安井圭則さん(43)が開発し、神奈川県内2病院の小児病棟に入院している子どもたちにプレゼントした。ハサミやカッターナイフは手を切る危険があるが、これを使えば安心して遊ぶことができる。子どもを小児がんで失い、小児がん患者の治療環境の改善に取り組んでいる相模原市の高木伸幸さん(44)の紹介で、今月までに計80本を寄贈した。【宇多川はるか】
この道具は「スマイリーエッジ」。ペンのような形で、先端に直径1センチに満たない円形の刃が付いている。ペンを持つように指や手のひらで握り、紙に垂直に立てて押したり引いたりして刃を回転させることで、紙を切ることができる。刃先はハサミやカッターナイフほど鋭くなく、手のような柔らかいものは強く押しても切れない。
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