名人戦

「長い日」ベテラン苦杯 A級順位戦最終局

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 28日未明まで指された第74期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の最終9回戦一斉対局。別名「将棋界の一番長い日」。羽生善治(はぶ・よしはる)名人との戦いに挑む最高峰の舞台に初名乗りを上げた新鋭・佐藤天彦(あまひこ)八段(28)がスポットライトを浴びる陰で、「A級」残留を巡るベテラン勢らの意地とプライドをかけた戦いが繰り広げられていた。

 いつかは「A級」−−。棋士なら誰しも憧れるピラミッドの頂点に在籍できるのは10人だけだ。「若手A級棋士として活躍が注目されて、応援してもらい、更なる(名人挑戦への)動機向上につながった」。最終対局後、佐藤天はA級1期目を8勝1敗で駆け抜けた大躍進の理由をこう分析した。

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