三重県鳥羽市の鳥羽水族館で13日、ラッコの雌11歳メイと雄10歳ロイズが同居を始めた。2009〜14年に約5年間一緒に暮らしており、2年ぶりによりを戻した格好だ。
東京・池袋のサンシャイン水族館にいたロイズは、パートナーが死んだため、繁殖を目指し再び鳥羽に“婿入り”。前回は妊娠に至らなかったものの、2頭は懐かしむように抱擁を繰り返した。
国内の水族館では13年7月以降、ラッコの出産例はない。積極的なロイズに、メイもまんざらでもなさそう。運命的に再会した2頭の愛は本物か。周囲は温かく見守る。【井口慎太郎】