キャビア

廃校の設備生かし生産好調 輸出も視野 香川

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水槽のチョウザメを見る板坂直樹社長=香川県東かがわ市で、岩崎邦宏撮影
水槽のチョウザメを見る板坂直樹社長=香川県東かがわ市で、岩崎邦宏撮影

 香川県東かがわ市の廃校となった校舎で、淡水魚のチョウザメの養殖が進んでいる。いけすを体育館に置き、加工作業に調理実習室を使うなど、学校設備を生かす。卵を塩漬けにしたキャビアの生産も開始から4年弱で軌道に乗って、ふるさと納税の返礼品として好評を得ており、海外展開も視野に入れる。

 2011年4月に近くの小学校と統合した旧引田中学校の校舎を、卒業生の板坂直樹さん(49)が社長を務める建設会社「大協建工」(高松市)が購入、13年5月に養殖を始めた。

 体育館には水槽13基(水量計約480トン)を並べていけすにし、体長30センチ~3メートルのチョウザメ約3500匹が泳ぐ。理科室は研究所、校長室は応接室と、施設の特性を生かして活用している。

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