奈良地裁支部

令状なしGPS捜査、違法 一部の証拠排除

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窃盗事件 

67歳男の窃盗事件裁判

 奈良県警が令状を得ず全地球測位システム(GPS)を使って捜査した窃盗事件の裁判で、奈良地裁葛城支部(奥田哲也裁判長)は19日、GPS捜査は違法として証拠の一部を排除した上で、窃盗罪に問われた大阪府岸和田市の無職の男(67)に懲役3年(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。

 判決によると、男は2014年12月、和歌山県紀の川市などでトラクター計2台を盗んだ。捜査過程で奈良県警高田署員は、裁判所の令状を取得せず男が借りたレンタカーのトラックにひそかにGPS端末を設置して行動を確認した。

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