自衛隊発言

4野党、稲田氏罷免要求 首相は続投求める

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防衛省に入る稲田朋美防衛相=東京都新宿区で2017年6月28日午前10時3分、竹内紀臣撮影
防衛省に入る稲田朋美防衛相=東京都新宿区で2017年6月28日午前10時3分、竹内紀臣撮影

 稲田朋美防衛相が東京都議選(7月2日投開票)に立候補している自民党候補の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言した問題で、民進、共産、自由、社民の野党4党の党首は28日、安倍晋三首相に対し、稲田氏を直ちに罷免するよう求める連名の声明を発表した。一方、政権側は発言が撤回されているとして問題はないと強調。首相は稲田氏に職務の継続を求め、幕引きを図っている。

 声明は野党4党の国対委員長らが同日、国会内で会談してまとめた。稲田氏発言が公職選挙法や自衛隊法に違反するとし、「自衛隊を私物化し、政治利用するかのごとき発言を軽々に行うような人物を防衛相の要職にとどめることは断じて許されない」として罷免を求めている。また、憲法に基づいて野党が要求している臨時国会の速やかな召集と、予算委員会の閉会中審査に応じるよう要求した。

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